幼じみは意地悪彼氏⁉︎
「べ、べつに俺は仕方なく一緒に登校しただけだし?別に俺はこいつかんかと登校なんてしたくなかったし。」
ズキッ
たまに湊の毒舌も結構くるんだよね…
「あんたが自転車の後ろ乗れって言ったからでしょ!?私だってあんたかんかと登校なんてしたくなかったもん!」
私がそう言うと湊は一瞬だけ切なそうな目をした
でもそれは本当に一瞬ですぐにいつもの意地悪な湊に戻った
「お前、明日から絶対一緒に登校なんかしねぇからな。」
「結構!そんなのこっちからお断りよ!」
そんなやりとりをしてる私たちを側でずっと見ていた芽依が口を開いた
「あんた達、またいつもの口喧嘩して!全く私の存在忘れたでしょ!
愛夢、早く教室行こ!?」
そんな芽依の言葉に私はハッと我に戻った
湊は友達を待つために後から来るらしい
そして、私と芽依は教室に向かって歩き出した