生徒会長は魔法使い!?
二匹の(同じ)悪魔は、
それぞれの魔法陣のうえで
おなじことを喋り出した。
「「きゃっきゃっきゃ。
あたしはガブリエル。レベル2!
あんた達みないな奴にあたしを
倒せるのかな?」」
マイクでエコーをきかせたみたいに、
おなじ言葉が重なって聞こえる。
「あんまり調子にのんなよ…?」
微笑しながら呟く遼。
「そんな態度で居られるのも今のうちだな。」
ふっと余裕の高尾。
あたしは見てるだけでいいのかな…
一応あたしもレベルアップしないとなんだけど!