生徒会長は魔法使い!?

ーーと、思いきや

フワッ

床と体が平行になって
空中で浮いた。

『ーーって、あれ?』

つぶっていた目を開けると、あたしの
目の前に、高尾先輩の顔。

「…お前、ドジすぎ。

ーっーか、重い。」

『はっ!すっ…すみません。』

そういうと、高尾先輩があたしを
降ろす。

あたしは、浮いていたのではなくて、
高尾先輩があたしのあしと背中を
両手で抱えてくれていたらしい。

ってゆうか、お姫様だっこ、
という方が分かりやすいかな。


< 180 / 253 >

この作品をシェア

pagetop