生徒会長は魔法使い!?
ーーと、思いきや
フワッ
床と体が平行になって
空中で浮いた。
『ーーって、あれ?』
つぶっていた目を開けると、あたしの
目の前に、高尾先輩の顔。
「…お前、ドジすぎ。
ーっーか、重い。」
『はっ!すっ…すみません。』
そういうと、高尾先輩があたしを
降ろす。
あたしは、浮いていたのではなくて、
高尾先輩があたしのあしと背中を
両手で抱えてくれていたらしい。
ってゆうか、お姫様だっこ、
という方が分かりやすいかな。