生徒会長は魔法使い!?

学園長は、高尾先輩から財布をもらったようだった。

「大事にするわ。
あとは…みなみちゃんね。」

『はい。
あたしのは…鍵のネックレス?』

それは、学園長からだった。
金色で眩しいほどに光を放っていた。

「あら、みなみちゃんに届いたのね。これは運命だわ。」

学園長はうふっと笑った。

“それは、あなたを守る魔法の鍵。
いつか、必ずその鍵が必要になる。

選ばれた者だけに力を授けてくれる。
みなみちゃん、あなたが選ばれたのよ。

大切にしてね。”

学園長は、パーティーの後に
そう言った。

あたしはその鍵を大切に
首にかけたのだった。
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