生徒会長は魔法使い!?
*(15)なにか、邪悪な気配がするんです。*
あたしはどこかへ引きつけられるように走る遼君について走った。
『遼君、どこ行くの!?』
「わかんね…でもなんか、
悪い気配っつーか…とにかく、こっちに
気配を感じる。」
真木先輩も、学園長も、遼君も、
なにか気配を感じているらしかった。
あたしにはなにも感じない…?
どうして?
遼君の足は、音楽室へ向かっていた。