生徒会長は魔法使い!?
2対1の対戦となった。
開始のブザーが鳴る。
わぁぁあぁあ
観客席には、いつの間にか悪魔が集まり、歓声を上げている。
「完全にアウェーってか?それは卑怯だ」
《ならばお前らの仲間も連れてくる》
男が手を振り下ろすと、
決闘場の隅にドサっと人が落ちた。
「みんな!」
落ちてきたのは生徒会のメンバーと魔法使いの先生だ。
「おい!どうなってんだ」
遼が悪魔に言った。
《これで応援は足りるか?
まぁ…使い物になればいいがな》
男は投げ出された生徒会メンバーをみて嘲笑った。
「充分よ!」
みなみはみんなを見て言った。
「みんな、私たちの仲間だから!」
「仲間」佐野。
「仲間」真木。
「仲間」高尾。
「俺たちは魔法使いssだぁ!」
遼が叫んだ。
「ssって?」
「あのー…すーぱーすぺしゃる」
《はっ!とんでもねぇ奴らだ!
とっとと倒しちまおうぜこのゴミ虫 》
ssのメンバーが遼とみなみの後ろにつくと、男の後ろにも悪魔が浮かび上がった。
《まずはお手並み拝見といこうか》