生徒会長は魔法使い!?
みなみは駆け出し、遼のそばにつく。
「みなみ…俺はもう」
「私も協力する!」
みなみも杖をルクレーシャスに向けた。
「駄目だ!お前まで倒れたら…」
「いいの!」
みなみは力を振り絞って電流を放った。
2人の力が合わさり、勢力が増した。
《往生際の悪い奴らだ》
ルクレーシャスはさらに力を強める。
2人分の力をもってしても、ルクレーシャスに跳ね返される。
みなみの体力も限界に近づき、遼は
小さな力を振り絞っているだけで精一杯だった。
ルクレーシャスはそれを見て口の端を上げる。
《お遊びは終わりだ》
ルクレーシャスの手のひらから出される光線が何メートルにも広がり、2人を圧倒した。
2人は光線を浴びて倒れ込む。