生徒会長は魔法使い!?
放課後
サッ、サッ
「はああぁぁああ。」
あたしは、ほうきを握りながら大きな
溜息をついた。
遼「おーい、ちゃんとやれよー?」
「むっ、わかってるよっ。」
ムキになりながら、ホコリ一つない
ピカピカの廊下をはく。
遼「なぁ…これ、意味なくね?」
「うん。でも、ちゃんとやんないと。」
…って言ったのは遼君だったよね?
遼「目的は、異常を見つけることなんだ からさぁ、見回りのほうが効率いい よな?」
「うん…」
遼「決まり!よし、まずは各教室だ。」
「えっ?あっ、ちょっ…」
手をとられ、あたしは遼君についていったのだった。