生徒会長は魔法使い!?

遼「1階は、教室が6つ、客間が3つ、
茶室が5つ…うん、全部異常なし。」

「次は2階ね!」


遼「おう。」

あたし達は、元気に広い階段を駆け上った。

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「えーっと、2階は教室が7つ、職員室、

…残るは図書室だね?」

2階は、特別な部屋が
集まっているみたい。

遼「ああ。見に行こうか。」

「うん。」

長い廊下を歩くと、茶色の重そうな扉が目の前にたちはだかった。

「わぁ、すごいね!」

遼「あれ、みなみは初めてか?」

「うん。

転入してからまだ1ヶ月ぐらいで、

来れてなかったんだ。」

遼「そっか。じゃ、楽しめるな。」

「え?なにが?」

戸惑っていると、遼君が扉の前に立ち、
ゆっくりと手をかけた。

ぎいいいいい

「…わあっ…」

そこには、光り輝く本たちがねむっていた。

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