A-YA-KA-SHI☆バスター!!【Ⅱ】
「なんか、態度でかくね?」
腕組みをして歩きながら、仏頂面でそう言う彩。
「まぁまぁ、いいじゃない。そんな事で怒ったって、仕方ないでしょ」
苦笑しながら、美樹は彩をたしなめる。
本当にこの家は時代劇に出て来る武家屋敷のような造りになっていて、廊下は直接、表にむき出しになっている。
家の真ん中にある庭を囲むようにその廊下は建て付けてあり、昨日眠った部屋から廊下を半周くらい歩いた場所にある部屋の前で、老婆は立ち止まった。
そして、襖の前でこっちをじっと見ている。
「ここに入るんですか?」
彩の後ろからちょこっと顔を出し、美樹は老婆に聞いた。
老婆は無表情のまま、こくりと頷く。
腕組みをして歩きながら、仏頂面でそう言う彩。
「まぁまぁ、いいじゃない。そんな事で怒ったって、仕方ないでしょ」
苦笑しながら、美樹は彩をたしなめる。
本当にこの家は時代劇に出て来る武家屋敷のような造りになっていて、廊下は直接、表にむき出しになっている。
家の真ん中にある庭を囲むようにその廊下は建て付けてあり、昨日眠った部屋から廊下を半周くらい歩いた場所にある部屋の前で、老婆は立ち止まった。
そして、襖の前でこっちをじっと見ている。
「ここに入るんですか?」
彩の後ろからちょこっと顔を出し、美樹は老婆に聞いた。
老婆は無表情のまま、こくりと頷く。