A-YA-KA-SHI☆バスター!!【Ⅱ】
「じゃあ思い切って、マーガレットとかキャサリンとか・・・」
「似合わないわよ、いくら何でも」


 このまま彩に付き合っていたら、のぼせてしまう。
 美樹は湯船のへりに腰掛けた。
 彩もあったまったのか、湯船から出て竹林の方を向き、何やらブツブツとニックネームを考えている。


「ここは、時が止まる場所だから・・・おトキさん、とか・・・うわっっ!!」
「きゃっ!?」


 いきなり彩が、湯船に落ちた。
 水しぶきを浴びて、美樹も驚く。
 見ると、そこには老婆が立っていた。
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