A-YA-KA-SHI☆バスター!!【Ⅱ】
「だぁから!! びっくりしないようにニックネーム、考えてたんだろ!!」


 彩が叫ぶ。


「もしかして・・・名前、おトキさん?」


 美樹が聞くと、老婆はこくりと頷いた。


「だってさ、彩」


 お腹を抱えて笑いながら、美樹は言った。
 まさかのビンゴの筈なのに、彩はむくれている。


「名前も分かった事だし、夕食、お願いしてもいいですか、おトキさん?」


 美樹が言うと、おトキさんはこくりと頷いて消えた。
 もう太陽は沈み、夜の帳がゆっくりと、辺りに降りようとしていた。
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