A-YA-KA-SHI☆バスター!!【Ⅱ】
「少しは空気読めよ。俺がどうしてこの立ち位置にいなきゃならねぇのか」


 確かにおかしい。
 美樹を狙っているのなら、とっくに攻撃している筈だ。
 だがこの男には攻撃をする気配はなく・・・今頃気付いたが、殺気は微塵も感じない。


「何やってんだ? そんなとこで」


 素朴な疑問を投げかけた彩に、男は明らかに大袈裟なため息をついて。


「アホだアホだと思ってたけど・・・予想以上だな」
「はぁぁぁ!?」
「先ず、お前が出て行く前に感じていた殺気は、今は消えている。そして今、美樹は状態が落ち着いている。そのくらいの状況分析力ないのかよ?」


 言わせておけば言いたい放題のこの男だが、ドンピシャに当たっているだけに、彩は何も言い返せない。
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