A-YA-KA-SHI☆バスター!!【Ⅱ】
「で、そんなヤツが目覚めたら、どうなるんだよ?」
「・・・どうにもならないよ」
「へっ?」
予想もしていなかった言葉に、彩は思わず振り向いて悠を見つめた。
悠は、新しくコーヒーを煎れ直しながら笑う。
「どうにもならないよ、彩。元々あの方はこっちの世界には関われない筈なんだ。あの方にとっちゃ、この世界はあまりにも小さすぎてね。今回はたまたま目覚めたところに、美樹ちゃんっていう絶好の器があったから、顔を出しただけだと思う」
「なんだよそれ?」
ただの押し掛けじゃんか、と、彩はテーブルに戻ると、悠が煎れ直したコーヒーを啜る。
「人騒がせな・・・何もないんなら、イチイチ出て来るなっていうの。わざわざ美樹の身体に取り憑いてまでさ」
「問題は、そこ」
カップをテーブルに置きながら、悠は彩を真っ直ぐに見つめた。
訳が分からずに、彩は悠を見返す。
「・・・どうにもならないよ」
「へっ?」
予想もしていなかった言葉に、彩は思わず振り向いて悠を見つめた。
悠は、新しくコーヒーを煎れ直しながら笑う。
「どうにもならないよ、彩。元々あの方はこっちの世界には関われない筈なんだ。あの方にとっちゃ、この世界はあまりにも小さすぎてね。今回はたまたま目覚めたところに、美樹ちゃんっていう絶好の器があったから、顔を出しただけだと思う」
「なんだよそれ?」
ただの押し掛けじゃんか、と、彩はテーブルに戻ると、悠が煎れ直したコーヒーを啜る。
「人騒がせな・・・何もないんなら、イチイチ出て来るなっていうの。わざわざ美樹の身体に取り憑いてまでさ」
「問題は、そこ」
カップをテーブルに置きながら、悠は彩を真っ直ぐに見つめた。
訳が分からずに、彩は悠を見返す。