A-YA-KA-SHI☆バスター!!【Ⅱ】
「うん・・・あの子たちのパワーって凄いよね・・・」


 もしかしたら、アヤカシ退治よりも体力を使っているんじゃないかと思う程、ぐったりしている。


「ファンクラブもあるんですって。彩のもね」


 夕食をテーブルに並べながら、キッチンで美樹が笑っている。


「いつの間にそんな事になってたんだ・・・知らなかったよ」
「そうそう、これなんだけど」


 思い出したように美樹は、エプロンのポケットからチケットを取り出した。
 友香が通う女子校の学園祭の招待状だ。


「友香ちゃんがね、是非見に来てくれって言ってたの」
「それなら貰った」


 諒は、ジーンズの後ろポケットからどっさりとチケットを取り出す。
 その横で悠も、貰ったチケットをテーブルに置いて。
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