A-YA-KA-SHI☆バスター!!【Ⅱ】
「あの方が何故美樹ちゃんの身体を使ったのか。それは、あれだけ大きな存在を受け入れる器が、美樹ちゃんしかなかったって事なんだ」
「ってことは・・・」
「美樹の方に、何かの影響が出る可能性が大きいな」


 悠の言葉を、諒が受けて言った。
 彩は、舌打ちをする。
 結局、悪い予感は当たるのだ。


「マジで迷惑なヤツ!」


 何なんだよと吐き捨てて、彩は立ち上がる。


「今日は美樹と一緒に寝る! 何かあったら困るし」
「まぁ、そんなに急には変わらないと思うけどね・・・様子を見ないと」


 苦笑しながらそう言う悠の言葉が聞こえていないのか、彩は大股でリビングを出て行った。


「今夜のアヤカシが多かったのも、納得だな」


 コーヒーを飲みながら、諒が呟く。
 悠は頷いて。
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