A-YA-KA-SHI☆バスター!!【Ⅱ】
「でもアヤカシは、あの世界には行けないんだもんね?」
「そうだな。お前はおトキさんが特別に迎えに行ったし、美樹は半分人間だからな」
「それにさ、美樹には強い力がある」
変わらずに海を見つめながら、彩は諒の言葉を付け足す。
諒は黙っていたが、構わずに彩は続けた。
「だって、美樹のお母さんはあの場所に自由に行き来できたってトキ婆が言ってたもん。てことは、力の強いアヤカシならあの場所に好きなように出入りできるって事だよね?」
「・・・そうだな」
何も考えていないようだが、こう見えても彩は目で見た出来事を吟味して、いつも自分なりの結論を出している。
それがいつも百パーセント正しいとは言えないが、あながち間違ってもいない。
「そうだな。お前はおトキさんが特別に迎えに行ったし、美樹は半分人間だからな」
「それにさ、美樹には強い力がある」
変わらずに海を見つめながら、彩は諒の言葉を付け足す。
諒は黙っていたが、構わずに彩は続けた。
「だって、美樹のお母さんはあの場所に自由に行き来できたってトキ婆が言ってたもん。てことは、力の強いアヤカシならあの場所に好きなように出入りできるって事だよね?」
「・・・そうだな」
何も考えていないようだが、こう見えても彩は目で見た出来事を吟味して、いつも自分なりの結論を出している。
それがいつも百パーセント正しいとは言えないが、あながち間違ってもいない。