A-YA-KA-SHI☆バスター!!【Ⅱ】
そして彩にはもう一つ、気になる事があった。
美樹の力が発動しかけた時、美樹を見下ろす位置に立っていたあの男。
背が高く、ジーンズに黒いパーカーというラフな格好をしていたが、あいつは間違いなくアヤカシで、しかも能力を使えない筈のあの場所で美樹の力を押さえ込んでいた。
美樹の母親ですら、あの場所は能力を発揮出来なかった筈なのに。
この事を考えると、あのパーカーの男は、美樹の母親よりも強い力を持っている事になる。
フードに隠れていて、その顔は見えなかったが。
「もっとちゃんと顔、見ときゃ良かった」
しかも、こっちは知らないというのに、向こうは美樹の事も、彩の事も知っているようだった。
美樹の力が発動しかけた時、美樹を見下ろす位置に立っていたあの男。
背が高く、ジーンズに黒いパーカーというラフな格好をしていたが、あいつは間違いなくアヤカシで、しかも能力を使えない筈のあの場所で美樹の力を押さえ込んでいた。
美樹の母親ですら、あの場所は能力を発揮出来なかった筈なのに。
この事を考えると、あのパーカーの男は、美樹の母親よりも強い力を持っている事になる。
フードに隠れていて、その顔は見えなかったが。
「もっとちゃんと顔、見ときゃ良かった」
しかも、こっちは知らないというのに、向こうは美樹の事も、彩の事も知っているようだった。