A-YA-KA-SHI☆バスター!!【Ⅱ】
 諒は既に言葉も出てこない。
 これにはさすがの美樹も、困り果てて。


「ここは別行動したほうがいいかも・・・・動く度にこれじゃ、みんなが危ないし」
「そうだね、名案だ」


 という事で、美樹と悠、諒と彩の二手に別れる事にした。
 ・・・だが。


「やっぱり美樹さんと悠さん、付き合ってるんだ!」
「やだ諒さん、彩さんと恋人同士なの!?」


 まだ校舎の玄関にも辿り着いていないと言うのに、この有り様だ。


「何だか、殺気を感じるわ・・・」


 自分の肩を抱いて、美樹は身震いした。
 そして、後ろからついて来る団体にちらりと視線を送って。
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