A-YA-KA-SHI☆バスター!!【Ⅱ】
「悠くん、やっぱり個人行動にしましょう!」
「あっ、美樹ちゃん!?」


 じゃあね~と歩いていく美樹を追い掛けようとしたが、この千載一遇のチャンスを逃すかとばかりに、悠はあっという間に女子高生たちに取り囲まれてしまう。
 あははは~、と苦笑する悠。
 美樹はもう校舎の中に姿を消している。
 こうなったら仕方ない、と、諦めて。
 悠はくるりと振り返り、女子高生たちに笑顔を向けた。


「じゃあ・・・悪いけどみんな、校舎、案内してくれるかな?」


 きゃあーっ、と、周りから歓声が上がった。



☆  ☆  ☆



 一方、美樹たちと別れた彩と諒は。
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