A-YA-KA-SHI☆バスター!!【Ⅱ】
「人間とアヤカシが家族の真似事か!!」
「真似でもいい、それくらい大事な存在だって事よ!」


 美樹は言い返した。
 だが男はまだ笑いが止まらない。


「時間稼ぎならかまわん。どうせ我等の目的の1つは、奴らの抹消なのだからな。そう長くはかからないだろうがな」
「・・・どういう事?」
「奴らはもう既に、我等の罠の中だ。それまでにお前も早く道を開くがいい」


 それだけ言うと、男は再び目を閉じた。
 こっちの話を聞く耳もない。
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