A-YA-KA-SHI☆バスター!!【Ⅱ】
 校舎の廊下は狭く、思い切り戦えない。
 そう思ったから、諒の方からこの2人をこっちに誘導したと言った方が正しい。


「ねーねー、ホントにイケメンだよねー? この人ってさー」


 1人は、この学校の制服を着た女の子。
 もう1人は、それと同じくらいの年齢の男の子。
 少し長めの茶髪で黒い帽子を被り、首にはシルバーのネックレスをしている。


「茶番は終わりだ」


 諒は光剣を握り締めて、2人を睨み付けた。
 だが、ここも既に結界の中なのか、いつもの力が充分に発揮出来ていない。
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