A-YA-KA-SHI☆バスター!!【Ⅱ】
「・・・好きにしろ」
「あらやだ、ホントに効いたねー」
諒が攻撃体勢を解いたのを見て、女の子はびっくりしたように言った。
「だから言っただろ。あいつはまだ殺しちゃダメだって」
「そうだねー。たかが人間1人、見捨てちゃえば簡単にあたし達なんて消せるのにねー」
確かに、この女の子の言うとおりだった。
2人とも実体化するくらいの力を持ってはいるが、まとめてかかって来ても諒の実力には到底及ばなかった。
だが、彩の命を握られている今、諒は手を出せない。
後ろから不意打ちで衝撃波を食らわせて結界の中に放置する、それだけでもすぐに消し去ってやりたいくらい、許し難い事実だったが。
「あらやだ、ホントに効いたねー」
諒が攻撃体勢を解いたのを見て、女の子はびっくりしたように言った。
「だから言っただろ。あいつはまだ殺しちゃダメだって」
「そうだねー。たかが人間1人、見捨てちゃえば簡単にあたし達なんて消せるのにねー」
確かに、この女の子の言うとおりだった。
2人とも実体化するくらいの力を持ってはいるが、まとめてかかって来ても諒の実力には到底及ばなかった。
だが、彩の命を握られている今、諒は手を出せない。
後ろから不意打ちで衝撃波を食らわせて結界の中に放置する、それだけでもすぐに消し去ってやりたいくらい、許し難い事実だったが。