A-YA-KA-SHI☆バスター!!【Ⅱ】
「あたしは大丈夫。こっちはこっちで何とかするから、お前もその雑魚、絶対に何とかしろって」
「・・・ホント?」
友香は心配そうな声を出す。
彩は、わざと明るい口調で言った。
「ホントだよ。悪いけど、急いでくれる?」
「分かった。ちゃんと伝えてくるから、待ってて!」
「ここには来なくていいからな! ちゃんと悠の言うこと聞いて!」
「わかった!」
遠ざかる友香の足音を聞いて、彩は背中の痛みを堪えながら、よっこらしょと座り直した。
昔、結界の解き方を悠にレクチャーしてもらった事がある。
彩にも多少の防御の能力があると気付いた時だった。
声が通るくらいだから、この結界は弱い。
ただ繊細なだけで。
「・・・ホント?」
友香は心配そうな声を出す。
彩は、わざと明るい口調で言った。
「ホントだよ。悪いけど、急いでくれる?」
「分かった。ちゃんと伝えてくるから、待ってて!」
「ここには来なくていいからな! ちゃんと悠の言うこと聞いて!」
「わかった!」
遠ざかる友香の足音を聞いて、彩は背中の痛みを堪えながら、よっこらしょと座り直した。
昔、結界の解き方を悠にレクチャーしてもらった事がある。
彩にも多少の防御の能力があると気付いた時だった。
声が通るくらいだから、この結界は弱い。
ただ繊細なだけで。