A-YA-KA-SHI☆バスター!!【Ⅱ】
「すまない、こうなる前に俺が気付いていれば良かったね」
申しわけなさそうに言う悠を、彩は笑い飛ばして。
「それを言うなら、あたし達全員が気付いてなかったよ。でも今は、状況が変わった。だから、何とかなる!」
ここが、彩が彩たる所以なのだと悠は思う。
今回4人がバラバラになった事で、みんなそれぞれが大きなダメージを受けている。
だが一緒にいれば、どこまでも強くなれる。
悠は改めてそう実感して、この絹糸のような結界を解く為に意識を集中させる。
その隣で、彩は目を閉じて。
「あっちだな」
中庭のステージに向かって右の奥に、講堂がある。
彩は講堂の方に視線を向けた。
申しわけなさそうに言う悠を、彩は笑い飛ばして。
「それを言うなら、あたし達全員が気付いてなかったよ。でも今は、状況が変わった。だから、何とかなる!」
ここが、彩が彩たる所以なのだと悠は思う。
今回4人がバラバラになった事で、みんなそれぞれが大きなダメージを受けている。
だが一緒にいれば、どこまでも強くなれる。
悠は改めてそう実感して、この絹糸のような結界を解く為に意識を集中させる。
その隣で、彩は目を閉じて。
「あっちだな」
中庭のステージに向かって右の奥に、講堂がある。
彩は講堂の方に視線を向けた。