A-YA-KA-SHI☆バスター!!【Ⅱ】
☆  ☆  ☆



 意識が薄れていくのを必死でこらえて、諒は顔を上げた。


「あれー? おかしいなー?」


 女の子が首を傾げる。
 どうしたんだよ、と、 息を切らせている男の子が聞き返した。


「もしかしてぇー、あたしの結界壊されちゃったかもぉー?」
「マジかよ!?」


 諒は、ニヤリと笑う。


「人間だからってあいつを見くびるんじゃねぇよ。あいつはなぁ、見かけ以上に根性あるんだよ。お前らと違ってな」
「うるせぇ!」


 男の子はそう叫んで、衝撃波を放つ。
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