A-YA-KA-SHI☆バスター!!【Ⅱ】
 こんなにもダメージを食らったのは、久し振りだった。
 前は、いつだっただろう・・・と、諒は朦朧とする頭の中で、そんなことをふと思った。


「くっそぉ、これだけ攻撃してんのに、何で消えねぇんだよ!」
「格が違うんだよ。雑魚のテメェとはな」


 諒はそう言い返すが、濃い霧のように身体にまとわり付くこの結界を何とかしない限り、身動き1つ出来ない。
 だが繰り返す攻撃で、男の子の方も大分体力を消耗しているようだった。


「早く撃てよ。もう終わりか?」


 挑発するように、諒は言う。
 男の子は息を切らせ、歯を食いしばりながら両手を前にかざす。
 その時だった。
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