A-YA-KA-SHI☆バスター!!【Ⅱ】
Act.4
①
Act.4
①
目の前の海が夕焼け色に染まる中、4人は海岸沿いの道路を車で家路についていた。
その車中、彩と悠がちょっとした言い合いを始める。
「だぁから、いいって言ってんだろ!」
「そんな訳にはいかないだろ。放っておいたら大変な事になる」
「んなこと分かってるよ。だけど悠だって大変じゃんか!」
要は、アヤカシによって力を吸い取られた悠を心配して、彩は自分の傷を癒やそうとする悠を拒んでいるのだが。
彩の傷は思ったよりも深く、時間を追う毎に痛みも増していく筈なのに。
その証拠に、彩は顔面蒼白だ。
①
目の前の海が夕焼け色に染まる中、4人は海岸沿いの道路を車で家路についていた。
その車中、彩と悠がちょっとした言い合いを始める。
「だぁから、いいって言ってんだろ!」
「そんな訳にはいかないだろ。放っておいたら大変な事になる」
「んなこと分かってるよ。だけど悠だって大変じゃんか!」
要は、アヤカシによって力を吸い取られた悠を心配して、彩は自分の傷を癒やそうとする悠を拒んでいるのだが。
彩の傷は思ったよりも深く、時間を追う毎に痛みも増していく筈なのに。
その証拠に、彩は顔面蒼白だ。