A-YA-KA-SHI☆バスター!!【Ⅱ】
「ったく・・・どんだけ頑固なんだよ」
「放っておけ、悠」
助手席の窓に肘を掛け頬杖をついて、諒が呆れたように言った。
車中で少しでも彩の傷を癒やそうと、悠と彩が後部座席に乗っているのだが。
「彩。ちゃんと手当てしてもらわないとダメでしょ。意地張ってないで」
そんな様子を咎めるように、美樹は運転しながら言う。
だが彩はそっぽを向いて。
「せめて悠が少しでも回復したらね」
「お前の傷を癒やすくらいの力は残ってるよ」
「ウソつけ! 消えそうだったクセに!」
ハンドルを握りながら美樹はちらりと諒と目を合わせて、ため息をつく。
まるで子供だ。
だが店に着いた途端、彩が諒にもたれかかるようにして倒れ。
「放っておけ、悠」
助手席の窓に肘を掛け頬杖をついて、諒が呆れたように言った。
車中で少しでも彩の傷を癒やそうと、悠と彩が後部座席に乗っているのだが。
「彩。ちゃんと手当てしてもらわないとダメでしょ。意地張ってないで」
そんな様子を咎めるように、美樹は運転しながら言う。
だが彩はそっぽを向いて。
「せめて悠が少しでも回復したらね」
「お前の傷を癒やすくらいの力は残ってるよ」
「ウソつけ! 消えそうだったクセに!」
ハンドルを握りながら美樹はちらりと諒と目を合わせて、ため息をつく。
まるで子供だ。
だが店に着いた途端、彩が諒にもたれかかるようにして倒れ。