A-YA-KA-SHI☆バスター!!【Ⅱ】
「俺も諒と同じだよ。こんな風に思えるようになって幸せだと思うし、本当に良かったって思う。守りたいって、本気で思うよ」
「・・・うん」


 泣きながら笑顔を見せる美樹に、悠は困ったように言う。


「ごめん、美樹ちゃん・・・困らせちゃった?」
「ううん、違うの。嬉しくて・・・」


 そう言って美樹はカウンターから出ると、さっきまで諒が座っていた悠の隣の席に腰掛けた。
 そして、その肩に自分の頭をそっともたれ掛けて。
 悠はそんな美樹を包み込むかのように、その肩に手を回す。


「ホントに・・・嬉しかった・・・」


 美樹は呟く。
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