A-YA-KA-SHI☆バスター!!【Ⅱ】
儚くて脆くて、健気で真っ直ぐで。
そんな彩が、愛おしい。
アヤカシにとって今まで彩と一緒にいた年月など、ほんの一瞬に過ぎないが。
今となっては、その存在をを失うなんて、欠片も考えられなかった。
だからいつも、こんな風に彩が倒れる度に諒は怖くなる。
もしも、彩に何かあったら。
もしも、彩が自分達と知り合わなかったら、何事もなく、こんな風に傷付く事もなく、平穏無事に、幸せに過ごしていけるのではないか。
彩が傷付き、悠に癒やして貰うたびに、諒は何も出来ない自分を持て余して、いつもこんな事を考えてしまう。
「・・・これも・・・違う、な」
そんな自分の考えを振り払うかのように、諒は伏せ目がちに、首を軽く振った。
そんな彩が、愛おしい。
アヤカシにとって今まで彩と一緒にいた年月など、ほんの一瞬に過ぎないが。
今となっては、その存在をを失うなんて、欠片も考えられなかった。
だからいつも、こんな風に彩が倒れる度に諒は怖くなる。
もしも、彩に何かあったら。
もしも、彩が自分達と知り合わなかったら、何事もなく、こんな風に傷付く事もなく、平穏無事に、幸せに過ごしていけるのではないか。
彩が傷付き、悠に癒やして貰うたびに、諒は何も出来ない自分を持て余して、いつもこんな事を考えてしまう。
「・・・これも・・・違う、な」
そんな自分の考えを振り払うかのように、諒は伏せ目がちに、首を軽く振った。