A-YA-KA-SHI☆バスター!!【Ⅱ】
 悠も自分も、さっきの戦闘で相当なダメージを受けている。
 相手はこれを狙っていたのだろうが、今回は少し・・・厳しいかも知れない。
 視線を彩に戻す。
 変わらずに静かな寝息を立てていて、起きる気配はない。
 諒はクスッと笑って、彩に覆い被さるように ベッドに両手をつく。


「彩・・・」


 諒は呟いて、その耳元に口を寄せた。


「じゃあな」


 そう言って彩の頬に軽く口唇を触れると、諒は立ち上がって部屋を出て行った。
< 264 / 416 >

この作品をシェア

pagetop