A-YA-KA-SHI☆バスター!!【Ⅱ】
「お前の仲間のアヤカシとは昔、一度だけ戦った事があるのだ。力では、私の方が勝っている」
「ウソだ!!」


 彩は叫ぶ。
 何もかもが、信じられなかった。


「我々は嘘などつかない。お前たち人間と違ってな」


 殺気を剥き出しにしてこっちを睨み付ける彩を見下ろして、アヤカシは静かに言った。
 淡々とした口調で、アヤカシは語る。


「我の目的は、この世界の歪みを正す事」
「歪み?」


 確か最初にこのアヤカシと対峙した時も、そんな事を言っていた。
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