A-YA-KA-SHI☆バスター!!【Ⅱ】
ましてや昨晩の来客は相当なパワーの持ち主だったのだから、友香のような普通の人間にも、何か影響があったのかも知れない。
だがそれは“気配”とはまた違うもののように、彩は思うのだが。
気配というよりは、存在感と言った方が正しいのかも知れない。
「大丈夫だって。昨日はアヤカシの数がいつもより多かっただけだよ」
「ならいいんだけど・・・あんまり嫌な感じはしなかったし・・・」
「心配すんなよ。ほら、学校行け」
友香は頷く。
そして、行き掛けに振り向いて。
「今度は、隠し事とかはなしだからね、彩姉さん!」
「隠し事なんかしてないよ」
全く・・・と、ため息をつきながら彩はテラス戸を閉めて、まだちょっと早いけど昼寝でもしようかと、回れ右をした。
だがそれは“気配”とはまた違うもののように、彩は思うのだが。
気配というよりは、存在感と言った方が正しいのかも知れない。
「大丈夫だって。昨日はアヤカシの数がいつもより多かっただけだよ」
「ならいいんだけど・・・あんまり嫌な感じはしなかったし・・・」
「心配すんなよ。ほら、学校行け」
友香は頷く。
そして、行き掛けに振り向いて。
「今度は、隠し事とかはなしだからね、彩姉さん!」
「隠し事なんかしてないよ」
全く・・・と、ため息をつきながら彩はテラス戸を閉めて、まだちょっと早いけど昼寝でもしようかと、回れ右をした。