A-YA-KA-SHI☆バスター!!【Ⅱ】
膝を抱えていた筈なのに、いつの間にか襖の方に頭を向けて眠ってしまったから、顔が少し火照っていた。
ここはいつも、小春日和だ。
「・・・・・・」
彩は起き上がり、部屋を後にする。
木漏れ日で溢れかえる山道を、彩はゆっくりと歩いていた。
小川のせせらぎと、木々の葉っぱのさざめきと、小鳥たちの鳴き声しか聞こえない。
ここには波の音も潮風の匂いもなかったが、今の彩にとってはそれもまた心地いい。
自分以外の人間もいなく、時計の音も車の音もない。
ここに生きるもの全てが日の出と共に活動を始め、日の入りと共に眠りにつく。
ここはいつも、小春日和だ。
「・・・・・・」
彩は起き上がり、部屋を後にする。
木漏れ日で溢れかえる山道を、彩はゆっくりと歩いていた。
小川のせせらぎと、木々の葉っぱのさざめきと、小鳥たちの鳴き声しか聞こえない。
ここには波の音も潮風の匂いもなかったが、今の彩にとってはそれもまた心地いい。
自分以外の人間もいなく、時計の音も車の音もない。
ここに生きるもの全てが日の出と共に活動を始め、日の入りと共に眠りにつく。