A-YA-KA-SHI☆バスター!!【Ⅱ】
「彩」
「・・・え?」
いつもは彩の事をお前とか小娘とか言うおトキさんにいきなり名前を呼ばれて、彩はきょとんとして聞き返す。
「何だよいきなり?」
「いい名じゃな」
「・・・?」
この名前は、彩が生まれる前から父親が決めていた名前だったらしい。
子供の頃に聞いた事がある。
「アヤカシと人間の決定的な違い・・・分かるか?」
相変わらず少し丸くなった背中に両手を組みながら、おトキさんはいきなりこんな事を聞いてきた。
はぁ? と、彩は首を傾げて。
「・・・え?」
いつもは彩の事をお前とか小娘とか言うおトキさんにいきなり名前を呼ばれて、彩はきょとんとして聞き返す。
「何だよいきなり?」
「いい名じゃな」
「・・・?」
この名前は、彩が生まれる前から父親が決めていた名前だったらしい。
子供の頃に聞いた事がある。
「アヤカシと人間の決定的な違い・・・分かるか?」
相変わらず少し丸くなった背中に両手を組みながら、おトキさんはいきなりこんな事を聞いてきた。
はぁ? と、彩は首を傾げて。