A-YA-KA-SHI☆バスター!!【Ⅱ】
「違い? 能力があるかないか、とか?」
「そんな事はない。人間にだって、その能力は誰にでも備わってるんじゃ」
「じゃあ・・・なに?」
「名前、じゃよ」
そう言われて、彩ははっとする。
言われてみれば、アヤカシには名前がない。
悠と諒は、彩の両親が付けた名前だ。
昼間会ったパーカーの男も、名前はないと言っていた。
それに、最初に美樹に取り憑いたあの訳の分からないヤツも、好きに呼べと言っていた。
その他にも、アヤカシに名前がないという事には、思い当たる節がありすぎる。
「そんな事はない。人間にだって、その能力は誰にでも備わってるんじゃ」
「じゃあ・・・なに?」
「名前、じゃよ」
そう言われて、彩ははっとする。
言われてみれば、アヤカシには名前がない。
悠と諒は、彩の両親が付けた名前だ。
昼間会ったパーカーの男も、名前はないと言っていた。
それに、最初に美樹に取り憑いたあの訳の分からないヤツも、好きに呼べと言っていた。
その他にも、アヤカシに名前がないという事には、思い当たる節がありすぎる。