A-YA-KA-SHI☆バスター!!【Ⅱ】
「また今度来る時はさ、綺麗な貝殻いっぱい拾って来るよ。ウチの前、海だからさ。そしたら貝殻隠しして一緒に遊ぼう!」
嬉々としてそう言う彩に、おトキさんは苦笑する。
「もうわしにしてやれる事は何もない。いい方へ転ぶか、悪い方へ転ぶかはまた別の話じゃ」
「分かってる」
真顔に戻り、彩は目を伏せて頷いた。
そして、ゆっくりと目を開ける。
おトキさんが、笑顔を浮かべてこっちを見ていたのは一瞬で、周りの景色が反転した。
嬉々としてそう言う彩に、おトキさんは苦笑する。
「もうわしにしてやれる事は何もない。いい方へ転ぶか、悪い方へ転ぶかはまた別の話じゃ」
「分かってる」
真顔に戻り、彩は目を伏せて頷いた。
そして、ゆっくりと目を開ける。
おトキさんが、笑顔を浮かべてこっちを見ていたのは一瞬で、周りの景色が反転した。