A-YA-KA-SHI☆バスター!!【Ⅱ】
②
②
夕方になり、美樹はキッチンでいつものように夕食の準備をしている。
寒くなってきたからあったまる物が食べたいという彩のリクエストに答えて、今日のメニューはシチューにした。
隣では悠が、サラダを作っている。
「ごめんね、美樹ちゃん」
包丁を動かしながら、悠は言った。
「え? なぁに?」
「隠し事するつもりじゃなかったんだ。でも、この事を言うことでまた美樹ちゃんがショック受けるかも知れなかったし・・・」
「あぁ、昨夜のこと?」
笑って聞き返す美樹に、悠は頷いて。
「・・・大丈夫?」
「大丈夫よ、悠くん。おかげで体調も良くなったんだから・・・そんなに気を使わないで?」
確かに、あれだけ高熱を出して寝込んでいたのに、一晩で完治している。
それも、昨夜の客が残していった“影響”の1つなのだろうか?
シチューのいい香りが、キッチンを包み込む。
夕方になり、美樹はキッチンでいつものように夕食の準備をしている。
寒くなってきたからあったまる物が食べたいという彩のリクエストに答えて、今日のメニューはシチューにした。
隣では悠が、サラダを作っている。
「ごめんね、美樹ちゃん」
包丁を動かしながら、悠は言った。
「え? なぁに?」
「隠し事するつもりじゃなかったんだ。でも、この事を言うことでまた美樹ちゃんがショック受けるかも知れなかったし・・・」
「あぁ、昨夜のこと?」
笑って聞き返す美樹に、悠は頷いて。
「・・・大丈夫?」
「大丈夫よ、悠くん。おかげで体調も良くなったんだから・・・そんなに気を使わないで?」
確かに、あれだけ高熱を出して寝込んでいたのに、一晩で完治している。
それも、昨夜の客が残していった“影響”の1つなのだろうか?
シチューのいい香りが、キッチンを包み込む。