A-YA-KA-SHI☆バスター!!【Ⅱ】
Act.5
①
Act.5
①
女子高から帰って来てから、だんだんと雲行きは怪しくなって。
まるで台風のように風が吹き荒れていた。
悠にもたれかかりキツく目を閉じながら、美樹は不安でいっぱいだった。
嵐は、これから始まる戦闘の激しさを暗示しているようで。
「悠くん・・・」
美樹は無意識に、悠のセーターの袖をぎゅっと掴んでいた。
「ごめん、美樹ちゃん」
そう言って、悠はそっと美樹の肩に手を置いてその身体を自分から離した。
「分かってるみたいだね、美樹ちゃん。お客さんが来たよ」
「・・・・・・」
そう言う悠を、心配そうに見つめる美樹。
①
女子高から帰って来てから、だんだんと雲行きは怪しくなって。
まるで台風のように風が吹き荒れていた。
悠にもたれかかりキツく目を閉じながら、美樹は不安でいっぱいだった。
嵐は、これから始まる戦闘の激しさを暗示しているようで。
「悠くん・・・」
美樹は無意識に、悠のセーターの袖をぎゅっと掴んでいた。
「ごめん、美樹ちゃん」
そう言って、悠はそっと美樹の肩に手を置いてその身体を自分から離した。
「分かってるみたいだね、美樹ちゃん。お客さんが来たよ」
「・・・・・・」
そう言う悠を、心配そうに見つめる美樹。