A-YA-KA-SHI☆バスター!!【Ⅱ】
「2人とも・・・行っちゃダメ」


 震える声で、美樹は言う。


「俺達にやる気がなくても、相手は見逃してくれねぇよ」


 諒はそう言って笑って。
 ペンダントを握り締めながら、美樹は考えを巡らせる。
 このままでは悠も諒も、こんな状態のまま、戦いに行ってしまう
 昼間学校の屋上で会ったあのアヤカシは、美樹の確保と、悠の諒の抹消が目的だと言っていた。
 もし、現れたアヤカシも同じ目的だとしたら・・・今、この状態で2人を抹消する事は、容易い筈だ。
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