A-YA-KA-SHI☆バスター!!【Ⅱ】
「戦いにはいつも、理由があるんだよ」
「ほう・・・どんな理由が?」
「お前は俺達にとって大事な物を奪おうとしている。これじゃ理由にならないかな?」


 悠の言葉に、アヤカシは蔑むような笑みを浮かべた。


「そこまで堕ちたか。アヤカシとは本来、人間とは相容れぬ存在なのに」
「俺はそうは思わねェ」


 諒が言う。
 だがアヤカシは、そんな諒を見据えて。


「お前たちの存在がこの世に生まれた時点で、お前たちは人間と関わっていた。だからお前たちは、我々の世界の理を理解できていないだけなのだ」
「・・・」


 このアヤカシの言葉で、悠は悟る。
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