A-YA-KA-SHI☆バスター!!【Ⅱ】

「何と愚かな事か・・・そんな力も持ち合わせていないというのに」


　震えながら、美樹はそれでも、アヤカシから目を離さない。


「確かにそうかも知れない。今のわたしにそんな力はないのは、充分理解しているもの」
「それでもお前はあの人間を守り、この２人と共にいたいと言うのか？」


　美樹は黙っている。
　アヤカシは『free－time』の方を見た。


「全部の欲望を満たそうなどと、無駄だと言う事が分からぬか」


　そう言うと、アヤカシは店に向かって衝撃波を放つ。