A-YA-KA-SHI☆バスター!!【Ⅱ】
「何と愚かな!!」
アヤカシの手から赤い光が放たれた。
砂埃を巻き上げながら、赤い光は目にも止まらぬ速さでこっちに迫る。
不思議と恐怖心はなかったが、彩にはその光景がスローモーションのように見えた。
彩は、目を閉じる。
次の瞬間、物凄い爆風と、辺り一帯に砂塵が巻き上がった。
「確かに・・・愚かかも知れない」
不意に声が聞こえて、彩は目を開けた。
「でも、自ら命を落とす事なんて、これっぽっちも考えてないわ」
「美樹!」
強風に砂塵が流され、気が付くと、彩の周りの空間に薄く青い膜が形成されていた。
アヤカシの手から赤い光が放たれた。
砂埃を巻き上げながら、赤い光は目にも止まらぬ速さでこっちに迫る。
不思議と恐怖心はなかったが、彩にはその光景がスローモーションのように見えた。
彩は、目を閉じる。
次の瞬間、物凄い爆風と、辺り一帯に砂塵が巻き上がった。
「確かに・・・愚かかも知れない」
不意に声が聞こえて、彩は目を開けた。
「でも、自ら命を落とす事なんて、これっぽっちも考えてないわ」
「美樹!」
強風に砂塵が流され、気が付くと、彩の周りの空間に薄く青い膜が形成されていた。