A-YA-KA-SHI☆バスター!!【Ⅱ】
「ま、でも、俺の恩人は美樹だな」
「・・・わたし?」
聞き返して、美樹はリュウを見つめて。
そうだよ、と、リュウは大きく頷いた。
「あいつらがやられる直前、向こうに返しただろ。あの時あいつらの存在が消滅してたら、俺と言う存在も今ここにはなかった」
「・・・・・・」
美樹は黙っている。
アヤカシに消し去られる直前、美樹はその力で悠と諒をアヤカシの世界に強制的に押し戻していた。
彩は美樹から目をそらし、砂浜に視線を落としている。
「ま、そのおかげで俺は彩を助ける事も出来たし、こうやってめでたく“1つの個体として”完全復活できた訳だ」
そう言って、リュウは中空に視線を向けた。
アヤカシが再び放った衝撃波が、物凄い勢いでこっちに向かってくる。
「・・・わたし?」
聞き返して、美樹はリュウを見つめて。
そうだよ、と、リュウは大きく頷いた。
「あいつらがやられる直前、向こうに返しただろ。あの時あいつらの存在が消滅してたら、俺と言う存在も今ここにはなかった」
「・・・・・・」
美樹は黙っている。
アヤカシに消し去られる直前、美樹はその力で悠と諒をアヤカシの世界に強制的に押し戻していた。
彩は美樹から目をそらし、砂浜に視線を落としている。
「ま、そのおかげで俺は彩を助ける事も出来たし、こうやってめでたく“1つの個体として”完全復活できた訳だ」
そう言って、リュウは中空に視線を向けた。
アヤカシが再び放った衝撃波が、物凄い勢いでこっちに向かってくる。