A-YA-KA-SHI☆バスター!!【Ⅱ】
「でね、おトキさんの場所でリュウの顔を初めて見た時、分かるような気がしたんだ」
美樹は顔を上げる。
彩は悲しげな笑顔で、こっちを見ていた。
「あいつ・・・リュウはさ、悠と諒にそっくりだった」
「彩・・・」
彩にはもう、分かっているのだ。
あの時、悠と諒はもう消滅寸前だった。
アヤカシの攻撃をまともに受けていたら、2人は本当に消えてしまう。
だから美樹は、2人を力付くでアヤカシの世界に返したのだ。
だがそれはそれで、悠と諒との別れを意味する。
最初に美樹が、おトキさんのいる場所でリュウを見た時。
美樹は何故か、リュウが何者なのか、すぐに分かった。
だが彩の手前、何も言えなくて。
美樹は顔を上げる。
彩は悲しげな笑顔で、こっちを見ていた。
「あいつ・・・リュウはさ、悠と諒にそっくりだった」
「彩・・・」
彩にはもう、分かっているのだ。
あの時、悠と諒はもう消滅寸前だった。
アヤカシの攻撃をまともに受けていたら、2人は本当に消えてしまう。
だから美樹は、2人を力付くでアヤカシの世界に返したのだ。
だがそれはそれで、悠と諒との別れを意味する。
最初に美樹が、おトキさんのいる場所でリュウを見た時。
美樹は何故か、リュウが何者なのか、すぐに分かった。
だが彩の手前、何も言えなくて。