A-YA-KA-SHI☆バスター!!【Ⅱ】
「何が良くて何が悪いかなんて、誰が決めるんだよ」
「え?」
「リュウに言われたんだ。あたしも、ホントにそう思う」
そう言って、彩は笑う。
「もうここまで来たらさ、とことん開き直って、自分が正しいと思う道を進んで行くしかないじゃんか」
イタズラっぽい視線を投げかけて来る彩を見つめる美樹。
その瞳の奥に、まだ吹っ切れない悲しみが潜んでいるのを感じてはいるが、美樹は何も言えなくて。
さっきリュウが言っていたが、おトキさんの世界で、彩は滝から飛び降りたのだ。
彩は、悠と諒と離れたら、生きていけない。
あの時美樹が口にした言葉は、間違ってはいなかった。
「え?」
「リュウに言われたんだ。あたしも、ホントにそう思う」
そう言って、彩は笑う。
「もうここまで来たらさ、とことん開き直って、自分が正しいと思う道を進んで行くしかないじゃんか」
イタズラっぽい視線を投げかけて来る彩を見つめる美樹。
その瞳の奥に、まだ吹っ切れない悲しみが潜んでいるのを感じてはいるが、美樹は何も言えなくて。
さっきリュウが言っていたが、おトキさんの世界で、彩は滝から飛び降りたのだ。
彩は、悠と諒と離れたら、生きていけない。
あの時美樹が口にした言葉は、間違ってはいなかった。