A-YA-KA-SHI☆バスター!!【Ⅱ】
「本当に、本気でそう思っているのか? 人間よ」


 宙に浮かんだまま、アヤカシは彩を見下ろす。
 彩は、勝ち気な笑みを浮かべて。


「やっとこっち見たな。今まで散々シカトしてきたクセに」
「私にとってお前なぞ、砂粒1つの大きさもない」
「その砂粒以下に一発食らってるだろ!」


 そこで、アヤカシは黙る。
 明らかに挑発するように、彩は少し仰け反るようにして背中を伸ばし、腕組みをして。


「あ。プライド傷付いた?」


 バカにするような笑みを浮かべる彩。
 その瞬間、アヤカシは彩に向かって攻撃する。
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