A-YA-KA-SHI☆バスター!!【Ⅱ】





 この店の建物全体を防御壁で囲みながら、友香も守りつつ、美樹の意識を手繰っていくという作業は、思った以上に困難だった。
 そして、さっき、海岸の方で大きな力を持つ存在が現れた。
 彩の方も心配だったが、今はどうにも動く事が出来ない。
 きっと、2人ともそっちに集中せざるを得ない状況なのだろう、この店の周りに、徐々にアヤカシ達が集まりつつあった。
 更に結界を強化しなければならず、悠は内心焦る。
 時間が経てば経つほど、美樹が遠くに行ってしまうような気がした。
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