A-YA-KA-SHI☆バスター!!【Ⅱ】
「ありがと、友香ちゃん」
「・・・?」


 何のお礼を言われているのか分からない友香は、不思議そうに首を傾げている。


「あと何匹?」


 多少息を切らせているが、この程度なら大したことはない。
 屋根の上に着地して、彩は聞いた。


「自分で数えろ!」


 光剣を振りかざし、諒は叫び返す。
 彩は腰に手を当てて、ふうっとため息をついた。
 そして、ぐるりと辺りを見渡す。


「まだ・・・数え切れない・・・」


 アヤカシが、彩に襲い掛かる。
 だがそれは、悠の防御壁によって阻まれて。
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